「はい、次は右手で左の側頭部を押さえたまま右側に頭を倒しましょう…左の側頸筋のストレッチです…」これは、アカデミーで昨年9月より毎日10:00~と13:00~の授業前に行っているストレッチのひとコマです。
就職を希望される生徒さんは学校を卒業し、サロン現場に入店しますと配属店舗にもよりますが、1日に何名ものお客様に施術(せじゅつ)することになります。そうしますと現場に慣れないうちはどうしても指などカラダのあちこちが痛くなったりします。私達の仕事は自身の身体ケアも仕事のうちです(まぁ、どのお仕事でもそうなんでしょうが)。
日頃から身体のケアを意識付けしていただく為に、在学中からこうした取り組みを行っているわけです。(ちなみに14店舗の直営サロンのうち、関西の手もみ庵8店舗でも全く同じストレッチを全スタッフに実践してもらっています。これはスゴク胸を張って誇れることだと思います!)
アカデミーでの授業前のストレッチでは各講師が持ちまわりで号令役を担当します。授業中はワイワイとにぎやかなことが多いアカデミーですが、ストレッチの時には講師の掛け声以外はシーンとした静寂に包まれます。私も号令役を務めますが、真剣な表情で黙々とストレッチに取り組む生徒さん達の様子を正対して眺めるのはなかなか悪くない気分です。
ちなみに、ストレッチというのは筋肉を心地よく刺激し、リラックスさせていく手段ですが、ストレッチには次のような効果があります。
1・筋肉に適度な刺激を与えることで、ハリのある筋肉を保つ(老化予防の側面も)
2・全身の血液やリンパの流れを良くし、筋肉の疲労回復を助ける
3・体の柔軟性を向上させ、ストレスの解消にも役立つ
などです。またストレッチは日常・スポーツ前後のコンディショニング調整だけでなく、リラクゼーションの手技としても大変に有効です。
なぜなら、リラクゼーションで筋肉を揉み解す場合、浅い層にある筋肉(表層筋)はしっかり捉えることができても、深い層にある筋肉(深層筋)を捉えて解していく事は(特に筋肉が凝り固まっている方に行う場合)、なかなか困難です。こうした場合ストレッチを組み合わせていく事で施術効果が格段にアップします(ストレッチは深層筋に働きかけますので)。また骨格の歪みを予防できるメリットもあります。
ちなみにアカデミーでの授業前のストレッチではウチの事務を担当してもらっている竹村さんもほぼ毎回参加しています。竹村さんは仕事柄、重度の肩凝りに悩まされていましたが、ストレッチを継続することでかなり痛みが軽減したとの事。一見地味でもやっぱりストレッチの効果は絶大なのですね。
実は最近、私はストレッチの持つ新しい効果について教わりました。それは「儀式」という事です。(続きは次回に記します)
むらい