2009年1月25日日曜日

神経回路をひらく

アカデミーの生徒さん達のうち、90%前後の人達がリラクゼーションを全くのゼロから学ばれています。それまで経験がない事を学ぶ訳ですから、最初から全てをトントンと修得していけるものではありません。生徒さんからも「(施術の)手順をなかなか覚えられないんです・・・」「手技に自信が持てなくて・・・」というお悩みやご相談を伺うことがあります。

私自身がスクールで学んでいた頃人一倍手が遅く、順番もなかなか覚えられない生徒でしたので、そうしたお気持ちはとても良く分かります。でも、ただ同情するだけでは生徒さん達の悩み解決にはなりませんから・・・。

手順を覚えることについては、イメージトレーニングを繰り返しながら、実際に数をこなすしか方法はないと思いますので、反復する事の大切さを生徒さん達にはお話します。私がよく言うのは「(何回も練習を繰り返すことで)神経回路をひらけるように頑張りましょうね」ということです。

「体で覚える」という言葉がありますが、こうした場合、実際に覚えているのは手足の筋肉ではなく、脳が覚えているというのが正解です。

記憶というのは脳にとどまる期間によって、短期記憶と長期記憶に分けられます。そのうち長期記憶は言葉で表現できる「宣言的記憶」と体で覚える「手続き記憶」に分類されると云われます。ちなみに、リラクゼーション技術を覚えるというのは後者の「手続き記憶」に属しており、自転車に乗れるようになるとか、泳ぎ方を覚えることと全く同じです。反復していった結果、やり慣れた動作が無意識に行えるようになるのは、体の動きを、細切れではなく連続した一連の流れとして脳が記憶しているからであり、その状態の事を私は「神経回路をひらく」という言葉で生徒さん達にお伝えしています。

リラクゼーション技術の上達は直線的に伸びるケースはまれで、段階的に伸びていくことが大半だと思います。アカデミーの卒業生さんの場合でも、当初は不安気に施術していた方が、ほんの2カ月、3ヵ月後には直営店「手もみ庵」のスタッフとしてバリバリと頑張られているというケースがたくさんあります。ですので、現在「施術に自信ないな~」という生徒さんも、テクニックを身につけるのと同時に物理的に量をこなして「神経回路をひらいて」いただきたいな、と思います。

その為には、生徒さん達が「リラクゼーションを学ぶのって面白いな~。上達できるようにもっと練習してみよう」と実感される事が大切です。勿論、生徒さん達にそう感じてもらえるように、私自身も更に精進していきますし、生徒さん達との学びの中でいい環境をつくっていければな・・・と思うのです。

むらい

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