先日の休み、友人と「レボリューショナリーロード」という映画を観に行きました。
レオナルド・ディカプリオとケイト・ウインスレットという、あの「タイタニック」のコンビが若夫婦役で再びタッグを組んだこの映画は、「(純愛の)タイタニック」とは異なり、複雑な愛情と苦悩が描かれており、結構ヘビーな感情に捉われてしまう映画でした。(近所の老夫婦の息子に罵られたケイト・ウインスレットがカップを持つ手を震わせながら必死で耐えている表情が未だに私の脳裏から離れません・・・)
この映画には色々な示唆があったと思うんですけど、自分が特に印象深かったのは妻・エイプリルが現在の日常から逃げたいと強く願い、「パリに移住しましょう」と夫・フランクに提案し、固執し、その準備に熱中していた様子です。移住の準備に明けくれるエイプリルはとても輝いて見えました。きっと彼女は壊れていきそうな自我を「異国(パリ)に住む事」で守りたいと考えたのでしょう。
ただ、この映画は今から50年以上前のアメリカが舞台で、「地球が平準化した」といわれる現代とは交通網や情報網が全く違います。もし、エイプリルが情報がこれだけ氾濫している現代に生きていたら同じように「パリに移住したい」とは考えなかったのかもしれません。なぜなら、情報に溢れる現代の方が「異国に住む」という事に夢や憧れを持ちにくいのではないか、と思うからです。
その意味で当時はまだエイプリルにとって「夢や憧れを信じられる場所」があった時代であり、そこは救いだったのかもしれないな・・・と思いました(たとえひと時とはいえ、パリに住む夢に夢中になり、充実した日々を過ごせた訳ですから)。
文明が発展していくことは勿論良い事だと思いますが、全てが無条件に良い訳ではなくて一方で犠牲になるものもきっとあります。良くも悪くも、私達人間は社会的・外的環境から決して逃れることはできない、いつの時代でもそれらの制約の中で一生懸命に自己実現を図っていかなければならないんだな・・・そんなことを「レボリューショナリーロード」を観ながら考えさせられました。
なんか映画の感傷に捉われてしまい、メチャメチャ脈絡のない文章になってしまいました(私は単純かつ情緒的な人間ですので、すぐに感傷的になってしまいます。まぁ冷めちゃうのも早いんですが・・・)。ただ、ちょっと自分の生活や足元を見つめ直してみたい、という方にはきっとオススメの映画だと思います。
むらい
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