2009年3月17日火曜日

大相撲A関の思い出(後編)

(前回の続き)大相撲幕内力士のA関の施術を私は数度にわたって担当させていただきました。お相撲さんというと、ドーンとしたごっつい体つきを想像しますが、A関はさにあらず。どちらかというと小兵力士の部類に入るのかもしれません。

ただ、さすがに普段から稽古で鍛え上げているだけあって筋骨隆々。筋肉の厚みに驚きつつ、自分は毎回汗を流しながら施術をしていました(私はかなりの汗かきですので・・・)。とその一方で弾力性のあるとてもイイ筋肉をされていました。(お相撲さんは日頃から四股(しこ)、股割りで柔軟性も鍛えているのが大きいのでしょうね)。

ですので施術は意外とやりやすく、私は心の中で「あ、同じアスリートでも高山サンよりは全然しやすいヮ」と心の中でつぶやいていたのでした。(高山サンとは、店の近くにあったボクシングジム帰りにいつも足を運んでくださっていたお客様でプロレスラーの高山善廣選手にそっくりのホッケー選手のことです。その高山サンの体のゴツさといったら・・・毎回首に肘で圧迫を繰り返して何とか効いてくる感じでしたから。女性スタッフでは大変との事で、私を含めた男性スタッフが毎回担当していましたが、汗かきの自分の場合90分の施術中Tシャツを2枚は着替えないといけないありさまでした・・・でも今となっては懐かしくとてもいい思い出です)。

いつも肩甲骨周囲、大胸筋、背中、大腿部外面、ふくらはぎへのアプローチをリクエストされていたA関は施術を受けながらも気さくに話しかけてくれる方で、それは本場所中、取組で負けたその夜にご来店されても決して変わる事はありませんでした。また、自分が一度目についた時に名前を聞いてくださり、2回目以降は「むらいさん、むらいさん」と名前で呼んでくださりました。単純な私はそうしたお心遣いが嬉しく、毎回自分なりに一生懸命に施術をしていたように思います。

セラピスト時代、私は医療現場やサロンで様々な患者さんやお客様の施術を担当させていただきました。中には未熟な技術で不快な思いをさせてしまったことがきっと幾度もあったと思うのですが、私自身は幸いな事にお客様からただの一度もイヤな思いをしたことがありません。すべての出会いが自分にとって楽しく貴重な経験でした。

A関や高山サン、そしてたくさんの患者さんやお客様達との出会いがリラクゼーション講師という現在につながっています。そうした多くの出会いへの感謝を自分のエネルギーに変えて、これからもアカデミーの生徒さん達がリラクゼーションを修得するお手伝いをしていきたい、と思います。ちなみにすっかりベテラン力士となったA関の今場所は本日現在2日目を終えて1勝1敗です。A関、これからも力士生命をまっとうする日までずっと応援していますよ!

むらい

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