2008年12月31日水曜日

「自分サイズの幸福」論

最近「自分サイズの幸福」という言葉が聞かれます。世間一般では、よく幸福と成功を一緒にするケースがありますが、必ずしも(収入や地位の)成功イコール幸福ではないようです。では、その違いは何なのか?私はそのヒントを少しだけ知っています。

それは「その成功は自分自身が本当に望んでいるモノか?望んでいないモノか?」ということです。

人間は社会的な動物なので、どうしても周囲から認められたい・賞賛されたい、という願望があります。その成功イメージが自分が求めていたモノなら問題ありませんが、自分のイメージとは違う場合は、いくら成功していても幸福になりにくく、極端なケースでは自分自身をキライになってしまうこともあるようです。

実はコレ、アカデミーで学ぶ生徒さんから教わったことなのです。

アカデミーの生徒さん達の中には世間的な意味で「成功している」と言える方が何名もいらっしゃいます。でも、その中で一部の方達はアカデミーの入学前は表情が硬かったり、なにか元気なさげだったりしたのです。そうした人達はアカデミーで学んでいく中で、みるみるイイ感じに変わっていきます。明るく、イキイキして表情や立ち居振る舞いが輝いてくるのです。

きっと理由がいくつかあります。まずリラクゼーションが専門職・技術職であり、上達すればするほど自分のキャリアアップや自信につながり、楽しくなってくるということ、また、施術した相手から「ありがとう」と喜ばれたり、感謝されることでの充実感が大きいのではないか?と思うのです。

2009年がはじまっても、なにか明るいニュースは少ないです。たくさんの人達が、お仕事や将来に不安・悩みを抱え、元気を失くされているように思います。世の中全体はともかく、まずは「自分サイズの幸福」を求めていくことで、せめて自分自身やご家族・ご友人など身近な人達がいつもポジティブな感情で毎日を過ごしていきたいですね。

私自身も2009年はより「自分サイズの幸福」を求めていき、あわせて生徒さん達の幸福探しのお手伝いをしていきたい、と考えています。皆さんにとっての「自分サイズの幸福」はどんなことですか?
      
むらい