兵庫県の中東部に丹波市という街があり、ここには「リラクゼーション ANON(アノン)」というサロンがあります。このサロンのオーナーさんはカレッジの受講内容を信頼してくださり、これまで7名の生徒さんを送り込んでくださっています。
その中で、先日プロボディケアセラピスト科を卒業されたHさんとMさん(お2人ともに40代女性です)がいらっしゃいます。おふたりは、これからANONさんでサロンデビューされる予定で、共に日本人のご主人を持つ中国人という共通点があります。
リラクゼーションは言葉以上に手技を通してのコミュニケーションが大切なので、ウチでも外国人の生徒さんが時々学びにいらっしゃいます。これまでにはマレーシア、ブラシル、韓国の方など・・・。仕事柄、教室内に閉じこもっていることが多い私にとっては唯一といってよいグローバル体験(!?)です。
ウチの生徒さん達は元々、マジメで熱心に学ばれる方がほとんどですが、日本の方以上に外国の方達の方が積極的で、どんどん質問をぶつけてくるケースが多いように感じます。HさんとMさんもご多分にもれず、おふたりの明るい性格も相まって、おふたりが揃う授業は特ににぎやかです。「センセ~、センセ~」「ココワカラナイ、オシエテ~」そう何度も声を掛けられる光景が目に浮かびます。
日本滞在10年のHさんもそうですが、特に滞在3年のMさんはまだ、とっさに声に出せない日本語もあり、日本語の授業の中で新しいスキルを学ぶのは本当に大変だったと思います。そんな環境の中で弱音も一切吐かず、よく頑張って学ばれたな~と感じます。私が逆の立場だったら、(たとえば、ひとりで中国に渡って生活し、推拿を現地語で学ぶとすれば)同じように頑張れるか?といわれればとても自信がありません。
HさんやMさんには授業合間の雑談の中で中国の現状や文化についても教えてもらいました。丹波でサロンデビューされてからも、カレッジで学んだ事を糧に元気に頑張っていただきたいです。
むらい